福岡平尾のお店ばなし (旧トルコバイク巡り)

2020/3末より福岡で飲食店始めたのでその与太話(@HIRAO_NO_DONER)。[旧題]アダナよりトルコ各地を125ccバイクで巡ります

ついに見つけたオルハン・パムク「僕の違和感」の元になったボザ売りの男性

こんにちは

 

お久しぶりです、元気です。

私はトルコの小説をほとんど読まない、というより日本語訳のものがほぼ無いのでかの有名なオルハン・パムクの作品をいくつか程度しか読んでないのですが

その中で私の人生にも影響を与えた『僕の違和感』Kafamizda bir tufaflik ←(キーボードの都合上英アルファベット表記/宮下 遼氏訳)の主人公、ベイシェヒル出身のメヴォルトの元となったとされる方を偶然ですがついに見つけることができたので少し紹介させて頂きます。

ちなみにこの作品は私がトルコに興味を持つ上で絶大な影響を与えた作品であり、楽天koboamazon電子書籍&紙で購入可能なのでもしご興味ある方はご検討ください。

 

この記事を読む方がまず「僕の違和感」を読んだか読んでないかは分からないのですが、勝手に読んだと仮定して

 

いくつか小説と違いがあるものの、出身地や、妻の娶り方や働き方のスタイルなどオルハン・パムク氏はかなりの部分をそのまま反映されたんだなあとしみじみしました。

(違いとしては、ボザ売りは父からではなく叔父から学んだ、奥さんが恐らく亡くなっていない、サミハ足りえる末女は居ない、イスタンブルに来たのは13歳ではなく17歳、等々)

 

自分の人生のわかだまりをまた一つ消すことができてなによりです。

 

少しだけ説明すると、動画の中盤でお客としてボザを買ったオルハン・パムク氏が後日彼の人生がどのようであったのかを聞き、本にしたと言っております。

ひょっとしてトルコ語でちゃんと検索してたら既にずっと公の情報だったのかもしれませんが、今までそこまでは調べてなかったので、本日なんとなくYoutube動画を巡っている中で巡り合うことができました。

 

自分の拙い知識で述べると、ボザ売りというのは遠からず滅びゆくような職業だと言われており、しかしこういった動画にしろ本にしろこのようなかつて生きていた人々の刹那を記録に残して頂くことで、何かの形で今のトルコの若い世代に受け継がれていったら嬉しいなと思いますし、同時に私たちの国でもボザ売りのような滅びゆく職種を何らかの形で生かすことができればボザ売りを知る意味があったように思います。

 

(下記動画の投稿日2020/02/06)

この動画自体はドイツの公共放送DWだかのYoutube chの一つのようです。

リンクは貼りますが将来的に消えてしまっていたら申し訳ありません。↓

www.youtube.com